消えた手首

802 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/17 16:34
厨房時代の実話。 
仲間内では公認のカップルであったA雄とB子、だがA雄がエリート高校を目指すための受験勉強で忙しく、二人の隙間は広がっていった。 
ドライなA雄とは違い、B子は彼に会えない事にいらだち、A雄にしつこく誘いの電話をかけ続けた。 
それに耐えられなくなったA雄がB子を振った数日後、B子は駅のホームに身を投げて        死んだ。 
無惨に引き裂かれたB子の遺体、だが、両手首だけがどうしても 
見つからなかったらしい。 

時は流れて卒業式、A雄はB子に罪悪感を持ちながらも志望校に合格していた。 
式が終わり最後のHR、卒業アルバムが配られた時、A雄のクラスがパニックに陥った。 

「A雄の両肩に、手首が添えられていた。」 

ちなみに、私はA雄と同級生だったのでそのアルバムは持っている。ヘタレ厨房ゆえにそのページは捨ててしまったが。

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