スキー場に行く為

821 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 23:26 ID:bM6hF39C
スキー場に行く為に車を走らせていた時のこと。 
私達はいつも夜に出発し、スキー場のつくのは早朝…というコースだった為 
その日も真夜中に車を走らせていました。 
その道は山道というほどでもなかったのですが、舗装はされていてもあまり 
明かりはない、といったくらいの道路。 
初め行くスキー場だったということもあり、地図を見ながら、時々ある標識 
を見ながら、といった具合でした。 
真夜中過ぎ、目に付いた標識では直進が目的地、右折が違う土地名でした。 
が、運転していた友人はおもむろにハンドルを右に切りました。 
「あれ?○○(スキー場のある地名)って直進じゃなかった?」 
「いや、右折だった」 
かなり眠かった私の見間違いだったかと、そのまま走りつづけました。 
が、少ない民家、街灯は減っていきます。 
眠気覚ましに食べたスルメが悪かったのか、私の気分は悪くなっていきます。 
とうとう我慢できなくなり 
「ちょっと車止めてくれ!」 

止まった車の外の景色を見て唖然。 
両サイドはお墓。 
十数メートル先は真っ暗な踏みきり。 

慌ててひき返し、さっきもた標識を見なおすと、目的地は直進でした。 
運転手は首をひねるばかり。 

独身時代の思い出なので、10年ほど前のことです。 
ちなみに当方は関西人。 
行き先はたしかダイナなんとかという名前のスキー場だったと記憶しています。 

前の話へ

次の話へ