軽いジャブ程度


581 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/08 10:06 ID:mYn8tgh2
軽いジャブ程度のものを2つほど 

友だちの運転で隣の県まで遊びにいったんです。 
途中、高速を使わず山道(と行っても片側一車線の普通の道)を運転して 
遊び終わって帰ったのですが、その帰り道の出来事 

周りに民家もなく植樹された杉が鬱蒼と生い茂る道でした。 
乗るのは古い70年か80年くらいのビートルです。 
エアコンもなく、シートベルトも免除されてる時代の車なので 
窓を開けながら友だちと話をしていると急に運転している友だちが叫びます。 

「ブレーキが利かない!」 

80キロくらいで快走している車のブレーキが壊れてしまいました。 
前方には少し車間距離の空いた誰かの車。 
パニクる友だち、もっとパニクる漏れ。 

けっきょくエンジンブレーキとサイドブレーキを無理やり引いて 
路肩に突っ込む形でなんとか無事に済んだのですが、 
もうこの車には乗りたくありません。 



もう1つ 

まだ大学時代のこと 

暇にあかせて夜中まで遊んだときのことです。 
車で家まで送ってあげようとなり、一番遠い家の子からまず送りました。 
その道の途中、お葬式があったのでしょう。でかい提灯が家の前にぶらさげられてました。 

その家の前には1人のおじいちゃんが立っています。 
夜中と言ってもまだ10時過ぎくらい。 
忙しい葬式のときには夜の早い年寄りがおきていてもおかしくありません。 
おじいちゃんは一点をジッと見つめていましたが、さほど気にならず通り過ぎました。 

通り過ぎたあと、運転していた友だちが 
「いま葬式してた家の前におばあちゃんがいたな」と一言 
道を挟んで向かい側におばあちゃんが立っていたらしい。 
そのとき乗っていた漏れともう1人はそんなおばあちゃんを見ていません。 
そして、運転していた友だちと別の1人はおじいちゃんを見ていないそうです。 

ちょっと気になった漏れたちは車をUターンさせ 
さっきの場所に戻りましたが、おじいちゃんもおばあちゃんもいませんでした。

前の話へ

次の話へ