かっちゃんぼっち

373 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/13(水) 16:04:05.10 ID:iSbdFELT0.net[1/7]

自分の中でずっと解決出来ていない出来事があるので、投稿してみます。
・現在高校3年の男子です
・出来事は小学6年の時です
・長文になります

自分の家は県内でも特に田舎町にあり、小学校、中学校共に全校生徒が50人いるかいないかでした。
今は県庁所在地の高校へ入学した(寮に入っています)ので、多少文明に追いついた感はありますが、スマホを持ったのが去年とかですので、まだ周りからはカッペと呼ばれています。
その出来事と言うのは、自分が小6の時なのですが遊びとかも探検みたいな事ばかりして、不法投棄に来たおじさんに石を投げて逃げたり、林道に止まっている廃車を分解して遊んだりと、そんな事ばかりしていました。
そんな環境でしたので、探検などはどこへでも行ったのですが【かっちゃんぼっち】と言う沼へは絶対に行くな!と、小さい頃から言われていました。
【かっちゃんぼっち】は山の中にある沼なのですが、その周りが湿地になっていて背丈くらいの葦に覆われていたので行きたくても行けない場所でもありました。
名前の由来は、昔勝利くんと言う男の子が沼で溺れて死んだから【かっちゃん墓地】とかになって【かっちゃんぼっち】になったと聞いています。

真相は分かりませんが、親父も「かっちゃんぼっち行くんじゃねーぞ」とか何かすると「かっちゃんぼっち捨ててくるぞ」とか言ってたので、結構昔からその名前で呼ばれていたのかと思います。
友達(A)の家が【かっちゃんぼっち】の葦の管理?みたいな事をしていて、年に1回枯れ葦を刈る日がありAは爺さん達の後を付けて行ったみたいです。
Aによると、湿地への道(舗装されてない農道みたいな道)では無く、その横から上がる山道へ向かったとの事でした。
そして、その山道を少し上ると急にアスファルトで舗装された道(幅2mくらい)に出て、その先にはロープウェイがありそこから【かっちゃんぼっち】へロープウェイで降りて行って葦を刈っていたと。
仲間うちでは誰も知らなかった【かっちゃんぼっち】の秘密が知れて、かなり盛り上がっていました。中心の沼の大きさは校庭(1周200m)くらいでその周りに葦が茂ってる湿地があってその周りが山。
と言う感じです。
一番びっくりしたのが、噂で【かっちゃんぼっち】の真ん中には祠があってそこに悪霊が居る。と言う話があり、Aが言うにはロープウェイ降り場から橋があって沼の真ん中に本当に祠があったとの事でした。
早速、Aと自分とB、Cの4人で探検に行こう!となりました。

Aの家は金持ちの農家で、Aの部屋は母屋と離れたログハウスみたいな所でよく皆で集まっていたのですが、Aの家に泊まる事にして探検に行く事になりました。
夜の10時を過ぎるとAの家は殆ど寝てしまうので、10時ちょいくらいに出発しました。
懐中電灯と簡単な武器(木刀とかナタとか)を持って【かっちゃんぼっち】に向かったのですが、流石に山道からロープウェイまで来るとみんな尻込みし出して、
そこで「どーする?」みたいな感じになったのですが、ロープウェイにカギが刺しっぱなしになっているのを見てAが動かしてしまい、ゆっくりと下り始めました。
結構大きい音を立ててたのでかなりビビッていましたし、真っ暗闇の中をゆっくり進んでいたのでもの凄く怖かったです。
降り場に着いてBと自分は周囲を探検、AとCは橋を探検してBと自分が1周して戻ってから祠に行ってみよう。となりました。

湿地は乾燥して水気の無いのに驚いたのですが、途中の止水板を見つけて沼から定期的に水を入れて人工的な湿地にしてるのかな?なんてBと話していました。
5分か10分かそのくらいで1周したのですが、橋を探検していたAとCの姿が見つからず(これはドッキリ仕掛けたな)と思い、逆にBと2人でロープウェイに乗って帰る振りしよう(1回登って降りる)。
となり、ロープウェイを往復して2人でキャッキャしていました。
しかし、下に着いても2人は出て来ないままで「?」のままBと橋を渡って中心に向かいました。祠は橋を渡る前から懐中電灯で確認出来たのですが、その周囲にもA、Cの気配は無く、
「おーい!」とか名前を大声で叫びながら祠に着いた時、祠の傍(祠は石畳の上にありその周りを赤い木の杭でぐるっと囲まれていて、その杭の内側)に倒れているAとCを見つけました。
自分たちは急いで2人を抱き起そうとしましたが、泡を吹いて白目を剥いていて体もカチカチになって痙攣していると言うか、そんな状態でしたのでA、Cの順で杭の外に出しました。
叫んでも揺すっても意識が戻らないので、何とか2人を引っ張って橋を渡りロープウェイに乗りました。

山道を抱えて行くのはどう考えても無理でしたし、山道を降りてすぐに民家があったので自分がそこに助けを求めに行き、Bは2人を見ている事にしました。
民家に着くと幸いにオジサンが起きていたので、自分の話を聞くなり119番をしてくれて山道へ一緒に来てくれました。
2人の状態はずっと同じか酷くなっていた気がしますが、私もパニックでしたのでこの時はあまり覚えていません。
救急車が着くと同じくらいにAの両親もやって来て、着くなり凄い形相で祠に行ったのか?中を見たのか?を聞かれましたが、私は怖くて「沼を1周したら急に2人が泡を吹いて倒れた」と嘘をついてしまいました。
Aの両親は「それでこんなにはならない!」と怒鳴り、救急隊の人に神社へ向かう様にと言っていました。

(ここからが謎と言うか良く理解出来ない事です)

神社へは自分もBも一緒に行く事になり、救急車に乗せられました。車内では誰も何もしゃべらなかった気がしますが、神社へ連れて行かれる意味が分からずに本当に怖かったです。
神社へ着くと、自分とBは白い甚平みたいなのに着替えさせられて井戸の前で正座をさせられました。そして神主さんに井戸水を頭から何杯も掛けられて、
ブルブル震えながら本殿に行き紙の付いた棒でシャッシャってのとお経みたいな呪文(何て言うのか忘れました)を唱えられ、最後に神主さんが刀で自分の手のひらを切り、その血を無理やり飲まされました。
そして、また井戸水を掛けられて神主さんの家で風呂に入れてもらいました。
風呂を出ると両親が待っていて、何も言わずに殴られました。Bも同じ様に殴られて吹っ飛んでましたが、頭がついて行かずにただ2人で泣くしか出来ませんでした。

それから、次に日の朝に親父に「昨日の事は忘れろ」「A、Cは遠くに引っ越した」とだけ言われて、何か言い掛けた時「黙ってろ!」と怒鳴られました。
自分は2日学校を休みましたがBは1週間くらい休んでいました。Bが来た時に「ぼっちの事なんだけど」と聞くと、「お前と喋るなって言われてる。
そしてあの事を言ったら叱られる」と言って逃げました。
その日からBとは一言も喋らず、A,Cが何処に行ったのかも分かりません。もし、詳しい方がいましたらこれは何だったのか?知りたいので、居ましたらお願いします。
長文、駄文ですいませんでした。

381 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/13(水) 20:22:37.02 ID:j3w3l3iI0.net
>>373
知人に神主いるから聞いてみるよ

392 :381@\(^o^)/:2016/04/15(金) 14:15:50.80 ID:bSrmGyDp0.net
全文メールで送ったら神主から返信来たから書いとく
興味深い内容だった
かっちゃんぼっちとは?徒士庵墓地 徒士庵ヶ淵(かちあんぼち かちあんがふち)
徒士庵と墓地とかヶ淵の組み合わせでそう呼ばれているかも
徒士庵は小さい城下町や宿場町に設けられた休憩所
参勤交代などで宿に泊まれない下級武士(徒士)が寝る場所
酔った徒士が村の娘を犯す等があり、慰霊碑など現在も点在している
格上の藩を通り過ぎる時、徒士などが粗相して処罰される事もあった
などなどから、何かの慰霊碑を祀っている場所=かっちゃんぼっちではないか?
神主の血を飲まされた
飲ませた事も飲んだ事も無いw
神主の血で穢れを清めるなんて噂でも聞いた事が無い
割と近い近親で血を濃くしている人達の事は聞いた事があるがそれも噂程度
2人はどこへ?
全く分からないが、霊障などで相談に乗っているところはある

まあこんな感じ
両親より血飲ませ神主に聞けってさ

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