寝返り

39 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2000/09/19(火) 02:23
小学生の頃、夜ふと目覚め、隣(1メートル位先)に 
寝ている母親の頭部のあたりにぼんやりと視線を向けた。 
真っ暗闇の中に慣れない視界のせいであろう、 
次の瞬間、母の頭部が向こう側を向いているのかそれとも 
こっちを向いているのか、わからない事に気づいた。 
異様な緊張を覚えつつ、その真実を確かめたい衝動にかられた 
私は母の頭部の在るであろう暗闇の1部をじっと凝視した。 
だんだんと、暗闇に目が慣れてきた・・・・ 
と、次の瞬間だった。 
向こうを向いていた母の白い顔が、物凄い勢いで、ギュルン!!と 
こっちを向いたのだ。 
!!!!!!・・・・恐怖を感じ、慌てて布団を被り、そして 
そのまま真実を確認することなく朝を迎えた。 
幻覚だろうが、恐ろしかった。 
ちなみに今現在視力の悪い私は、たまに裸眼で夜道を歩く 
ことなどがあると、同じ原理で、ややはるか前方に確認できる 
人物がこっちにむかって歩いてくるのか向こうにむかって 
歩いているのかわからない!という状態になる。 
それも妙に恐い。 

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