おかしい所

225 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/03/20 01:31
去年のお盆に墓参りに行った時、まず墓の掃除をする為に水汲み場で水を調達して、お墓の所まで坂を上ったり下ったりしていた。
その時に他の人たちと擦れ違ったりしたんだが、田舎だから、みんな気さくに知らない人にでも気さくに挨拶してくる。
でも、擦れ違うたびに「こんにちは」の後に、俺の方を見て、小さな声で「うわぁ」とか「あらぁ」とか言うのでちょっと気になった。
最初は、俺がこの土地のよそ者だから「誰だろう?」という意味で、そう言ったのかと思ったが、帰りみち、高速のインターで知り合いに出会ったとき、彼に声をかけたら、彼も俺のほうを見て、「あ、どうも」の後に「あちゃあ」と小さい声でつぶやいた。
で、その時になって、明らかにおかしいと思うようになって、トイレにいって鏡を見たけど、何もおかしい所はなかった。
家に帰って、おかしい所に気がついた。
道中、グラサンをかけていたから全く気づかなかったが、茶色いシミのような筋が俺の顔にまるで歌舞伎の隈取のようについていた。

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