魔列車

621 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/02/22 18:52
オレも高校生の頃の話をひとつ。

当時オレは放送部に在籍してて、夏にある大会に向けて作品を作ってた。
ブースっていう防音の部屋があって、その中で友達と二人でラジオドラマの
セリフをとっていた。
外にはセリフを録音するミキサーが一人、あとは離れたところで他の部員が遊んでた。
で、オレは自分の声が聞こえるようにヘッドフォンをして(もう一人はせずに)、セリフどり開始
最初は順調にやってたんだけど、突然汽車の「ガタンゴトン」って音がはっきり聞こえた。
「なんだコレー?」って一緒にブースに入った友達と言ってたんだけど、
中の音が聞こえるはずのミキサー役にはどうも聞こえてないようで、不思議そうな顔をしてた
防音とは言ってもショボい設備だから、実は結構音が入るんだけど、
でも周りにはそんな音を出すモノはなかった。
線路が近くにあることはあるが、それでもはっきり聞こえる程近くじゃない。
で、録音したMDをヴォリュームでかくして聞いてみたんだけど、
オレと友達が騒いでる声だけで、汽車の音なんそ微塵も入ってなかった。

何だったんだろうという話になったけど、魔列車ということで落ち着いた。
まァ、誰もいないはずなのに謎の影が目撃されたり、湿気が尋常じゃなかったり、
携帯の電波が一定じゃなかったりするような部室だから、そんなこともあるよなって納得した
天使見たときのが怖かったからあんまり怖いとも思わなかったな

長文なのに、ほんのりどころか全然怖くないなァ
スマソ

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