自転車

215 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/11/29 22:29
ちょうど1週間前の話。

友達の家で二人して深夜3時ごろまでしこたま酒を呑んで騒いでしてたんだが、
家主の友人がダウン寸前で、俺も次の日(ま、当日ですが)用事があったので帰ることにした。
当初の予定では、友達に送ってもらうつもりだったけど、そいつの調子じゃ飲酒運転の罰金よりも命の心配してしまうような状態だった。
家まで40~50分程度なので、結局徒歩で帰ることになり上機嫌で歌いながら友達宅をでた。

20分ぐらいしてちょっと薄暗い小道を通る時、向かいから自転車の音が聞こえだした。
酒に酔ってる俺は幽霊とは思わず全く気にしていなかった。
はたして向こう側から来た自転車には頭のスッポリ隠れそうなジャンパーを着て真っ直ぐ前を見てた(と思う。うろ覚え)。
もうすぐ擦れ違うなって思い避けたのに、通り過ぎざまいきなり、ガーン!と殴られた。
何すんだ!このキ○ガ○!って振り向いたら、もうそいつはいなかった。
確かに薄暗く見通しは悪い小道だったけど、すぐ振り向いたから消えるはずがない。
気味の悪さを感じ、小走りで家路についた。

翌朝と言うか昼、あれは酒の呑み過ぎによる幻覚?とも思ったが、右頬はしっかり腫れており幻覚では無かったことを証明してくれた。

今でもちょっと不思議だけど、よくよく考えたら酔ってこけて脳が都合よく記憶を改竄したのかな~?

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