競売物件

569 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/09/21 02:09
不動産業という職業柄、競売物件の購入をするのですが・・ 
時には一家心中なさった方の家などにも、巡りあったりしました。 
そういった物件の内部を撮影すると、心霊写真らしき物を撮ってしまったり、 
誰もいないはずの2階から男女の争う声が聞こえたり、自殺のあった部屋だけ 
真冬のように寒くなってたり・・なんてありましたが 
全部気のせいだと思ってたんです。 
仕事に熱中してたんで気にしていられなかった、と言った方がいいかもしれません。 
今は自殺があった物件は絶対に購入しないようにしています。 
それは、閑静な住宅街にあった広い一戸建てがきっかけです。 
重厚な造りで高級感がありました。 
にもかかわらず、持ち主が次々と変る家で、競売にかかった時の持ち主は 
既に4代目でした。その4代目のご主人は亡くなってませんが、奥様が自殺なさってます。 

リフォームして売りに出した所、すぐに問い合わせがあり、隣の県で3店舗 
展開していた靴屋のご主人が購入なさいました。 
2年後、経営が悪化してしまい家は売却されることになりました。 
人気の住宅街にあるため、すぐに買い手が付きました。 
今度は2世帯4人家族だったんですが、若奥様の流産に続いて 
若旦那様が交通事故で死亡、それを苦に若奥様が自殺という不幸が続きました。 
近くの国道で飛び込み自殺をしたのです。残された若奥様のご両親は 
家を売却して転居されました。 

次の購入者は現在、その家に住んでおられます。30代のご夫婦なんですが 
ご主人が今年の6月から入院なさっていると聞きました。先日家の売却の相談を 
受けましたが、次の不幸が起きるかと思うと恐ろしいです。ですが他の不動産屋が 
広告を出せばすぐに売れてしまうでしょう。 
そして、地元の農家の方に聞いたのですが 
この家の初代の家族は一家心中したのだそうです。2代目は接骨医が別荘として 
購入し2年ほどで手放し、3代目は町内費を使い込んでしまった奥様が家で首吊り自殺を 
したそうです。何故、その家だけに不幸が続くのかわかりません。 
ここの住宅街は畑だったそうなのですが。 

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