車の野外展示場
687 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/08/13 16:21
二ヶ月前家出したんですよ、俺。で、のこのこ帰ってきちゃったわけなんですけど
福井から東京までチャリで行く旅の道中での話を
家出四日目にしてすでに神奈川に着いていて、東京まであと数十キロでした。
いつものように野宿しようとして手ごろな場所を探してたんですけど
チャリで走っている途中車の野外展示場を見つけたんです。この中の一つぐらい
車開いてねーかなーってドアーをガチャガチャやってたところなんとキーロック
していな車が一台あったので俺はラッキー!と思い、今日はここで寝ようと
荷物を車の中に運び込んで俺もその車に入りラジオなんかをかけつつくつろいで
いました。
最初は(その車に値札もかかってなかったし)いわくつきの車ってやつなのか?
と幽霊でもでるんじゃと心配していたのですが、だんだん落ち着いてきて、
屋根らしい屋根のあるとこに野宿するのははじめてだったのでゆっくり休もうと
リラックスしていました。
それから明日の準備をしたりお菓子を喰ったりしているうちに深夜の一時を過ぎ、
さてそろそろ寝ようかなと思っていたその時、展示場の前に男が二人立っていました。
一人はひょろっと背が高く、もう一人は背はそんなに高くはないけれど
がっちりとした体格の一見ヤクザ風の男でした。そしてそのやくざ風の男がまっすぐ
こっちに近づいてきたのです。俺は蛇に睨まれたカエルのようにかたまってしまって
ラジオを止めることも忘れていました。
俺は後部座席の右側にいたのですが男はそのすぐ横でたちどまったのです。
(殺されるっ。さらわれる。さらわれて内臓とられるっっ!)と、ブルブルと震えて
いたのですがその男は車の中を確認せずキョロキョロと遠くを見ていました。
(ん?小便でもしているのか?)とかんがえてるうちに男はその場を離れもう一人
とすたすたどこかへ歩いていきました。
691 名前:687 :03/08/13 17:01
>>688
>>690
すみません
その後一目散に逃げたのはいうまでもありません。また、男が立っていたところ
にも別に小便のあとがありませんでした。一体何をしてたんだろう・・・
今思えばその二日前に関ヶ原の近くで野宿したのも十分怖い体験でした
以上長々と駄文を書いて失礼しました