高校の制服

564 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/17 16:48
読みにくかったらすいません。。。 
数年前、まだお正月気分が抜け切らない頃の話です。 

その夜は高校のクラス会があって、わたしは久々に地元に帰省し 
旧友たちとマターリ飲んでました。 
みんな適度に酔っ払ってそろそろ二次会に移行しようかという時、 
わたしはトイレに立ちました。そして出てくると、狭い通路を 
塞ぐように見知らぬ男の人が立っていたのです。 
ニヤニヤしてこっちを見てたので、気持ち悪い・・・と思いつつ会釈して 
横を通り過ぎようとしたら、「○○ちゃんだよね、懐かしいな」と 
声をかけられました。 
突然だったのでびっくりして「あっうん、久しぶり」と答えたものの、 
わたしは昔から人付き合いが苦手で、高校の時も男子とは全然接触がなく 
目の前の男も当然記憶にありません。 
男は道を譲る気配はなく、世間話が始まってしまいました。 
しばらくして彼の名前はわかったけど、クラス内でもごくごく 
平凡なポジションの男でした。服装を見てもありふれた若者って感じです。 
そしておもむろに、「○○ちゃんって大人しく見えるけど、実は違ったんだねぇ」 
と、やっぱりニヤニヤしながら言われました。 
「見つけたとき、ものすごく興奮したよ。あの制服いくらになったの、 
うちの高校って人気あるからね」。 

ハァ?って感じでわたしは、相手が言ってることが理解できませんでした。 
「ごめん、なんの話?」 
「××にあるブルセラショップで○○の制服売ってたんだよ・・・ちゃんと、 
上着に○○の名前刺繍されてた」 
ちなみにわたしはそんなこと絶対してません。でもわたしの苗字はとても 
珍しいので、同じ高校に同姓同名がいるわけもないのです。 
それでわたしは血の気が引いて、自分の制服は大学に行ったときに母親が 
邪魔だから処分したって言ってた。だから自分はよく知らない。 
と言いました。それは本当のことです。 
そして訳がわからないまま友達の元にダッシュで逃げ戻りました。 
二次会もキャンセル。 

帰ってから親に「わたしの制服どうやって処分したの・・・」 
とは聞けませんでした。 

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