昔住んでた団地

322 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/03/22 22:14
昔俺は団地に住んでました。 
んで、結構前に引越したんだけどつい最近、母が食事中にこんなことを言っていた。 
「昔住んでた団地の家の中でさあ、何度か小さい子共を見かけたことがあるんだよね…
五階に住んでたから誰かがふざけて入ってくることはないだろうし…」 
母の話はこうだった。
当時住んでいた団地は廊下とキッチンをスリガラスのドアでつないでいたのだが、とのスリガラス越しに時々ちっちゃい子がスッと横切るのを見るそうだ。
背丈は当時まだちっちゃかった俺と同じくらいで最初母は俺だと思ったらしいが俺はキッチンにいる。
んでそのスリガラスのドアを空けて見てもいつも誰もいないそうだ。
母は看護婦で結構そういう不思議体験を病院でしたことがあるらしく、その手の話を母から何度も聞いたことがある俺としてはかなりの年月が経った今、昔の家の話をされてもそんなに怖いとは思わなかったがその話を聞いた姉がこう言った。 
「その子っていつも白い服着てなかった?アタシもスリガラス越しに見たことあるよ…」
どうやら姉と母は同じ者を同じ場所で見たらしかった。
俺が見たことないその子どもとは何だったのだろう…とりあえず我が家では座敷わらしを見た、ということになっている。
もしかしたら本当にその子どもは座敷わらしだったのではないかと俺は思ってる。
なぜなら団地から引っ越した直後の俺は結構不可解な体験をしたから…
表現がわかりにくくてスマソ。
でも実話です、マジで。 

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