三階の足音

727 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/03/07 20:02
これはおれの高校に代々語り継がれている本当の話。 

 うちの高校は全寮制で一部屋に24人が集団生活している。一フロア4部屋で三階建てのつくりの寮に 
多くの学生が生活している。 
 偏差値は極めて低く、周辺中学のオチこぼれやDQNが多い。今でこそその生活習慣は緩和されてきているが、かつてはそういったDQN達の 
更正施設的な色合いが強かったため、生徒たちはまるで軍隊のような生活を強いられていた。話はそんな時代(少なくとも十五年以上前)に起こった出来事。 

 就寝時間が来ると、生徒は勉強する者意外は全員床につくことになる。寮内は完全な静寂に包まれる。 
そんな時、二階の生徒が三階のフロアを何者かが走り回る足音を聞く。当時生徒数が少なかったため三階は使われておらず 
だれもいないはずなのにである。だれかが部屋を抜け出して三階で遊びまわっているのか、しかし、そんなことをすればまず生徒会長にあたる 
生徒からボコボコにしばかれ更に教師からもボコボコにされる。そのようなリスクを犯してまで三階で遊びまわる馬鹿はいないはずなのだ。 
二階の生徒たちは直ちに点呼を取り人数を確認。騒ぎを聞きつけた当直の教師がイライラしながら生徒たちを問い詰める。事情を聞いている最中、またも 
三階から誰かが走り回る音が・・・ 
一階の生徒の点呼も取ったが、誰一人かけているものはいない。生徒の期待を一身に受けた教師は、三階へと足を進める 

三階に着いた教師が目にしたものは、階段のそばでマリをついて遊ぶ着物姿の女の子だった。 
「一緒にあそぼ」といわれたかどうかは判らないが見たのは事実らしい。 
この話は・・・・そんなに怖くなかったね。ごめんなさい 
でも実話です。実際おれが在学中もなんどか夜中に幽霊騒ぎがあったので。 

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