駄目出し

1036 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/04/11(月) 15:51:50.41 ID:ZAMq7cPO0.net
流れを切ってしまったらすみません。 
ケータイから。 
私の友人Oが亡くなりました。家が近く中学で知り合って、大学生の今、ついこの間までバイト先まで一緒でした。ご近所では割と有名な二人組でした。 
Oは不思議な子でした。Oにはある癖があったんです。条件はわからないけれど、ある瞬間突然じぃー…っと人の目を見つめるのです。
そして、見つめたあと、何人かについて。「あの人、ダメだったねぇ」そう呟きました。私の知る限り、3人。 
何が、とはなんとなく聞かないほうがいい気がして、私は黙ってました。 
…Oにダメと言われた人は近いうちに亡くなりました。ダメと言われずとも見つめられた人は怪我をしたり病気になったりしました。 
私は少し怖かったけど、でもOのことは友人として大好きでした。 
彼女の最期の言葉は、偶然シフトがかぶった深夜のコンビニの、店から出る直前。
「T(私)、私、ダメみたいだぁ…ごめんね、ありがと、ばいばい」って、言った、気の抜けた、眠そうな声でした。 
彼女はバイトから帰った明け方、部屋で心筋梗塞で亡くなりました。もともと心臓に持病があったので…。 
彼女には、何が見えて何がわかってたんでしょうか。気になって仕方ないけど、でももう聞けません。聞けないんです。

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