実家でのお祓い


569 名前:4連休 :03/02/10 04:16
えーとあれだ。
まずおれは霊感とかそういうものは全くない。

おれが最初あれ?って思ったのがある事件から
おれは大学で実家を離れて暮らしていた。
けど実家のほうではいろいろトラブルがおきてた。
父が両足骨折したり、母親がガンかもしれないとかいわったり(結局は腫瘍)、
姉が事故でムチウチになったり。
そんなとこにでてきたのが父方のばあちゃん。
死んだじいちゃんが宗教の人(親父は血はつながってない)だったこともあって
お祓いをするってきかなくなった。
んでおれも渋々帰郷してお祓いに参加することになった。
実家につくと客間が神社の祭壇みたいなのがおかれてて
正直「まじかんべんしてくれ」と思った。
どこにでもいる農家のおっちゃんみたいのが祈祷師だってきいて
「ああ?」と思った。
話してても「親孝行せなあかんで」とかそういうふつうの話しかしなかった。 

で次の日お祓いの日
俺久しぶりの帰郷だったこともあって二日酔い
でも朝早く起こされてまじはよ終わらせてくれって感じ
で、家族全員祭壇の前に正座させられてお札を持って合掌しろと。
いわれたままにしてると何か背中からいやな感じがあって
苦しくなって、寒気がして、寝不足もあったからかそのまま眠り込んだらしい。
あとで家族に聞くと痙攣してておかしかったっていわれたけど。
まーそれでお祓いは終わり。
俺も一泊して次の日には東京に戻りました。 

でもどってからが変だった。
霊が見えるとまでいかないけど気配がわかるようになった。
怖いながらもそっちをみて姿をみてしまったこともある。
すぐ目をそらしたので見間違えかもしれないけど
明らかに感覚が変わってるのがわかった。

一番怖かったのが、アパートに帰ると、子供が俺の部屋のドアの前に
座ってる。
怖かったけど部屋に入りたいので近づくとおれの横を通りすぎて逃げてった。
断言できるのはあれは生身の人間じゃない。
輪郭が違うっつーか・・・
それが生まれて初めて幽霊なるものをみたってことでおれは理解している。 

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