試験時のおじさん

782 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/10/23(金) 05:46:01 ID:eESt/mIXO
早朝に自分の体験。 
中学の頃から試験の度に、見に来るおじさんがいた。 
実体のないおじさんで、大体試験の各時間の後半になってから来る。 
私の試験のときの席は教壇右側の前から二番目で、おじさんは教室の後ろから 
早めに解き終わって、ぼーっとしてたり落書きしてると教室の後ろから 
ゆっくり歩いてきて、私の右後ろで止まる。 
止まって答案を覗き込んでくる。 
最初は試験監督の先生だと思ってたから、気配を感じたら「ヤバッ」と答案の見直ししてた。 
振り返ったり、ちら見したらカンニングとか言われるかもしれないと見ないようにしてた。 
それが中間・期末と毎時間繰り返され、監督の先生が女性でも、気配は男(おじさん)。 
あれー?と思うようになったが、私はオカルト好きのビビりの小心者だけど零感。 
気のせいだと思って、誰にも言わなかった。
 
中一の冬、二学期の期末試験だったと思う、私の出席番号ひとつ前の子が 
「またあの人来るのかな…」と言い出した 
もしやあのおじさんか!?と、その子に訊ねるとやはりそうだった 
教室の後ろから歩いてきて私の右後ろで止まり、答案を覗き見る 
それから前の子の答案と私のを見比べてたんたが、それが前の子は嫌だったらしい 
自分の気のせいでなくて、何かスッキリしたが、前の子は私も気付いてたことで 
より気になって、学年にいた霊感の強い子に相談したそうだ 
そしたら、試験時に来るおじさんは前の子の親戚の人で 
心配で見に来てるが、害はないと言われたそうで安心してた 
その後もそのおじさんは、毎時間やって来て、私の答案を覗いてたよ 
クラス替えをした後も(2・3年は前の子とは別クラス)、何故か高校に行ってからも(前の子とは別) 
私の行った高校は毎月定期試験があったんで、面倒になったのか2年の頃には来なくなってたけど 
一度足元をチラッと見たけど、スラックスに通勤快足みたいな靴下とサンダルだった 
面白くもオチもないけど、不思議な体験です

前の話へ

次の話へ