鹿ケ谷の陰謀

743 :本当にあった怖い名無し :2009/07/10(金) 16:30:25 ID:9H7AC0XT0
>>742の誤爆ついでに、以下を読んで下さい。
みなさんは「鹿ケ谷の陰謀」を御存じですか? 
日本史の好きな方はすぐにピンとくるかもしれません。 
「鹿ケ谷の陰謀」とは平安時代末期に京都で起こった、平家打倒の陰謀事件のことです。
今から書く出来事は、私が鹿ケ谷(京都市左京区)で体験したものです。

鹿ケ谷に近い民宿で友人達と集まり楽しく過ごして、帰った夜に夢を見ました。 
沢山の人が行列を作って進んでいく先頭に、後ろ手に縛られて馬に乗った、髪を下ろした武将がいました。 
その行列の後を、牛若丸みたいな格好の少年が追いかけながら叫んでいました。武将の子供か年の離れた弟の様でした。 
その少年が「連れて行くって約束したじゃないか」と泣きながら必死に追いかける様子がとても可哀想で、私は胸が詰まりました。 
すると急にその武将が振り向いて、「誰か、心ある人、あの子を止めてくれ」と言いながらボロボロと両頬に涙を流しました。

彼はその後川原で、処刑されました。処刑したのは彼の父だと何故か分かりました。 
見せしめのために沢山の人に切り刻まれ、なかなか死ぬことも出来ませんでした。 
両目を切られ「痛い!」と呻く彼の声が、目が覚めても私の耳に残りました。

この夢のことを住職さんに話すと、その武将は「鹿ケ谷の陰謀」でなくなった武将だろうとのことで、 
死後の供養がされなかったのだろうととのことでした。それを聞いて私は一週間お線香をあげて供養しました。 
住職さんの言ったことが本当なのか、「鹿ケ谷の陰謀」で果たしてそんな武将が亡くなったのか、それらは今となっては 
確かめる知識も術もありませんが、私は住職さんが言ったことを信じています。 
夢の話でスレチ済みませんでした。

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