家臣団末裔

537 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/01/09(金) 19:18:55 ID:SsEwi4Tj0
流れを読まずに投下させてもらいます。
うちはとある武家の末裔で、俺は家長の流れ。 
しばらく前、仕事関係で知り合った歴史マニアの方と 
たまたまそういう話をする機会があった。 
後日、その人は古い城内地図というものの写しをくれた。 
たしかに城の中に、俺のご先祖様の家があった。 
だいたい150年前くらいのものだった。

性格がいい加減なもんで、最初は自分のところしか見ていなかった。 
興味もあまりなかったもので、「へぇ~」とだけ。 
あとから両隣の屋敷を見てみたら、どっちも、 
俺の古くからの親友と同じ名字だった。偶然。

親友のうち1人にその話をしたところ、 
「うちも武家だよ。詳しいこと聞いてないけど」と。 
そいつ、ちょっと引っかかるモノがあったらしく、 
実家に行っていろいろ調べてきてくれた。 
すると、そいつのご先祖様がまさにお隣さん。

なんだか二人で鳥肌が立ってしまい、「まさかあいつも」と。 
それで久々に3人で会って、飲みがてら話をしたところ、 
「ん?うちも武家だよ。城の中に家あったんだってば! 
だからそこ俺の何代か前で間違いないよきっと」と。 
まさに今、並んで座っている状態が、150年前の家の並び。

いちおう後日、確認してもらった。 
やはり間違いではなく、3人ともその城内地図の家の名前の末裔だった。 
気づくまで、知り合ってから25年かかったけど。

539 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/01/09(金) 19:41:22 ID:SsEwi4Tj0
>>538 
3人とも同じ幼稚園でした。住まいはけっこう遠いけどなぜか。 
途中、親の転勤とかでバラバラだった時期ももちろんありますが、 
3人ということもあってか、連絡は途絶えず。 
社会人になってから住まいが近くなったことが理由で 
よく3人で飲みに行くようになりました。 
親の代は特に仲良しということもなく、顔見知り程度です。 
まあ地方の話なので、「狭いからなぁ」という考えもできますけど、 
ちょっとさすがにそのときはブルっと来ました。

540 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/01/09(金) 19:45:43 ID:SsEwi4Tj0
>>537 の間違い。 
250年前くらいの地図です。

543 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/01/09(金) 19:58:26 ID:SsEwi4Tj0
>>542 
そうかもしれませんね。 
実際、それが判明したときには 
「これはご先祖が、おまえら血を意識しろって言ってるんだよ」 
みたいな話をしました。 
それから3人とも、少し家を大事にする気持ちが芽生えました。
いろいろ調べたところ、3人とも二番手の家臣団末裔でした。 
バカ殿で言うところのダチョウ倶楽部みたいなもんかと。

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