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幽霊にマウント取って殴り頃したやつの話

ななし＠特選怖い話:2019/01/20 02:01 ID:1AUOmcuU

高3の時世話になった先輩に、無理やり廃村的な場所に連れていかれた時の話。
正直思い返すとホラーっていうよりコメディ。
廃村って言っても廃屋数件あるだけで変な噂もなかった。
でも山間にあるせいでまだ四、五時なのにあたりはすっかり暗くなっていた。
そろそろ帰ろうってなって、唯一の出入り口である橋まで戻ったわけだ。
そしたら居た。くっきりしたシルエットで全裸の女が。全身蒼白で体はこっち向いてるのに頭だけ百八十度違う方向いてる。
思春期引きずってた俺はパニクりながらも幽霊のおっぱいと股をジロジロ見てた。そして流石の先輩もパニクっててあわあわ言ってた。
すると今度は後ろの方からうめき声が響いてきた。声は徐々に近づいてきてる様で二人ともパニックのピークを迎えて頭変になってた。
「先輩！女殴るの抵抗ないって言ってましたよね？！」
「あぁ？行ったけどなんか文句あんのか？」
「じゃあそいつやっちゃってくださいよ！」
「やれってお前幽霊だぞwwwww」
「あんなにシルエットくっきりしてるんですよ？物理ダメージ通るんじゃないすか？」
「あーwwwwwもう知らんわ俺死んだらてめえ呪ってやるからな？」
「先輩が死んだら俺も死亡不可避っすwwwww」
みたいな謎会話を経て先輩がぐるぐるパンチかましながら幽霊に凸ったと思えば幽霊に激突してマウント取っちゃったんだよね。
「こいつマジで実体あるやんっwww」
みたいなこと叫びながら先輩が幽霊の後頭部殴り始めるわけ。
もう何がなんなのかよく分からんけど俺はひたすら先輩を応援してた。プロレス観戦気分。
うめき声がすぐ耳の後ろ辺りまで近づいててあ、俺氏ぬかも、とか思ってたら先輩が跨ってた幽霊がふぁさぁって消えてたんよ。
それからは二人で爆笑しながら橋渡ってから車の中での笑い続けて過呼吸になって死にかけた。
で、今じゃあこのことをいつも武勇伝みたいに語っているよ。