真夜中の公衆トイレ - オテンキのり
僕は夜に走りに行くんですけど、毎回途中でうんこがしたくなるんです。 だから自分でもうんこがしたくなるって分かっているんで、ポッケにティッシュを入れてるんです。 夜中の二時くらいに走るんで、もうこの時間だからいいかなと思うんですが流石にやっぱり野糞はね・・・。 それである日河川敷を走っていたら、公衆便所があったんですよ。 それは古いタイプの公衆便所で一個しかなくてドアをギッと開けて入るタイプなんです。 わりかし広いんですけども、真っ暗なんですね。 でもまぁここに穴があるんだろうというのは分かるんです。 それで僕はそこでうんこをして、ポッケに入れていたティッシュで拭いて出てきたんです。 そしたらしばらくしたらその一個しか無い個室から人が出てきたんです。 俺すごい怖くて、俺がうんこしている間その人何していたんだろうって。 僕がトイレに入った瞬間に、真っ暗でも「うわっ」とか声を出してくれたら済んだのに、その人は黙っていたんですよ。