ある親子の話

360 :本当にあった怖い名無し :2006/07/23(日) 04:07:59 ID:DTwrGAmz0

その親子は父親のいない母子家庭だったため、小さな仮設住宅で暮らしていたそうだ。 
日課として娘が家事をほとんどやっていたのだが、
母親が帰るといつものように娘がベランダで布団を干しているところだった。 
母親は料理を作り始めたのだが、娘がなかなかベランダの布団干しを終えない。 
しびれを切らした母親が「ご飯、もう少しでできるよー」と言ったが、返事がない。 
おかしいと思い、ベランダで立っている娘を見ると、顔色が物凄く悪かったそうだ。 
母親はすぐに娘を寝かせた。そして母親はそのまま、娘を寝かせる事にした。 
次の日、娘の顔色もよくなり、昨日の事について尋ねてみた。 

「○○ちゃん、昨日、ベランダで何してたの?こっちを向いてくれなかったけど・・・」 

そう言うと、娘はしぶしぶ答えた。 

「だって、おかあさんが包丁を持って私を睨んでいたから・・・・・」 

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