泥棒

海さん  2008/06/14 16:38「怖い話投稿:ホラー テラー」
ある村におばあさんが住んでいました。

おばあさんは、身寄りが無かったので
飼っていたシロという犬をとても可愛がっていました。

ある日おばあさんが寝ていると
台所から物音が聞こえてきました。

…泥棒?

おばあさんはとても怖くなり小さな声でシロを呼びました。


「シロや、シロ、こっちにおいで!」

おばあさんが布団の中から手を出してシロを呼ぶと
温いシロの舌が、ペロリとおばあさんの手を舐めました。

おばあさんはシロの無事を確認すると、安心して
眠りにつきました。


次の日台所に行くと

そこには無残なシロの死体が吊され、辺りは血まみれ。



おかしい。

シロは昨日私と一緒に居たはずでは!?


そこには血で書かれた文字が…





「ドロボウデモナメルヨ」

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