爺ちゃんの予言


422 本当にあった怖い名無し New! 2014/01/17(金) 13:32:23.27 ID:R4LL41220
怖くなかったらすまん。 
自分ではものすごく怖いから、誰かに聞いてほしいだけ。 
じいちゃんの予言の話。 

じいちゃんは私が小学6年生に上がる直前に死んだ。 
百か日も過ぎた頃、仏降ろし(ほとけおろし)というものをやった。 
「えんじっこ」と呼ばれるイタコのような人が、 
亡くなった人の霊を死後の世界から呼び、霊の言葉を代弁するのだ。 
代弁する時の言葉はえんじっこによって違うようで、 
その時は古典で使われてるような言葉で話してた。 

いざ仏降ろしが行われると、最初に降ろされたのは 
じいちゃんを連れて行ったという御先祖様。 
そこからもう一人降ろしてからじいちゃんが降ろされた。 
その頃には、その場にいた家族、親戚はみんな泣いてた。 
だが、えんじっこがじいちゃんからの予言を言い出した途端、 
周りの空気が凍った。 

予言は以下の二つ 
1.家族内で1年以内に2人入院する 
2.じいちゃんにゆかりのある人が近いうちに事故死する 

そしてこの予言は本当になる。 
私と父親が仏降ろしから1年以内に入院した。 
じいちゃんが生前お世話になっていた、出稼ぎ先の会社社長が 
交通事故で亡くなった。 

じいちゃんすげーな、ってくらいにしか思ってなかったんだが、 
あの予言には続きがあったそうだ。 

じいちゃんはあの日、仏降ろしに来ていた人達の 
死ぬ順番も言っていたのだという。 
子どもだった私はえんじっこが何を言っていたのかわからなく、 
最初の二つの予言しか教えてもらっていなかった。 
なぜ今そんな話が出てきたのかというと、つい先日、 
私の前に名前が出されていた人が死んだからだ。 
順番も今のところ当たっているらしいから、 
このまま行くと危ないかもしれない。 

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