おじいちゃん2

254 :本当にあった怖い名無し :04/10/29 16:15:05 ID:QBP28baO

昨日お母さんに聞いた不思議な話。 
お母さんが子供の頃の12月のある日、 
私の祖母の叔父にあたる人の所へ遊びに行った。 
母は、この人の事を「おじいちゃん」と読んでいた(本当の祖父ではない) 
おじいちゃんの身内が近所では少なかったので、よく遊びに行っていたらしい。
その日、いきなりおじいちゃんが急に 
「H(母の名前)、ちょっと早いけどお年玉をあげよう」 
って言って来たらしい。 
毎年、お正月にはちゃんと顔を出してるのに・・・。 
母はまたお正月に来るし・・・って断ったらしいけど 
おじいちゃんは「いいから」と言って母にお年玉をくれたんだって。 
その日、おじいちゃんは3時間位、 
自分の人生の生き様を母に聞かせたそうです。 
幼い頃の事、戦争の事、家族の事など。 
今までそんな話、した事なかったのに・・・ 
そして、母はいつものように 
「おじいちゃん、また来るね」と言って家に帰りました。

そして、その10日後、そのおじいちゃんは亡くなったそうです。 
母と会った時はすっごい元気だったし、別にどこか悪い訳でもなかったそう。 
心臓発作だったらしいです。

母は、おじいちゃん、何か気付いてたのかなと言ってました。 
長文スマソ 汗

しつこいですが、そのおじいちゃんがらみでもう1つ。
そのおじいちゃんのお通夜の日、母は変な夢を見たそうです。 
駅のホームで母が電車を待ってると電車が来て 
そこには前日?亡くなったおじいちゃんが乗っていました。 
おじいちゃんが「H、おいで」と言い、手を引っ張ってきたそうです。 
母はおじいちゃんの事は好きだったので、 
何のためらいもなく、電車に乗ろうとすると 
後ろからグイっとものすごい力で引っ張られたそうです。 
すると、既に何年か前に病死していた母の実の祖母がいました。 
祖母は「あんたはまだこっちに来たらあかん!!」 
と言ってホームに引き戻されたそうです。 
そして、電車はフッと消えたそうです。

祖母に引っ張られてなかったら、 
母は死んでいたかもしれないと言ってました。 
そして、「おじいちゃん、寂しかったのかな・・・」と・・・

以上です 汗


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