水溜り

546 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/03/08 17:37

小学校低学年のころの思い出だから、もう四半世紀を越えているw 
何分、かなり昔のことなので詳細は思い出せないが、友達7~8人と道を歩い 
ていた。自然に前後2つのグループに分かれて歩いており、俺は前を歩くグルー 
プにいた。おそらく、そのころ流行っていたテレビ番組の話をしていたと思う。 
その日は、雨の翌日で道にはたくさん水溜りが出来ていた。 
ふいに、後ろから叫び声が聞こえた。 
俺たちが振り向くと、後ろのグループのうちの一人が水溜りに片足を大きく 
潜らせていた。少なくとも膝までは潜っていたと思う。一緒にいた友達が彼の 
肩や腕を支え、なんとか転ばないでいた。 
彼は助けを借りて、足を水溜りから引き出したが、みんな納得がいかない。 
なぜなら、その水溜りは全然深くないのだ。深くてもせいぜい数センチであろ 
う。ひとりが、おそるおそる水溜りに足を入れてみたが、靴の半分程度が水に 
つかるくらいで、どこを踏んでも深いところは無い。そのうちに、誰もが試し 
てみた。当然、俺もやったが、とても膝まではまるような深さではなかった。 
はまった彼の足は、確かに水に濡れてはいたが、泥は靴底についていただけで 
あった。

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