吹き流し

715 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/01/23 21:19 

これは俺が初めて他人に話す話しなんだけどね。
以前俺は長野県に住んでいた。 
よく上高地方面にはドライブしにいったよ。 
そんなある日、ドライブ中に奇妙なものを見かけた。

それは、ある道路沿いの民家玄関口から吹き出しでいる?黒い吹き流し 
のようなものだった。 
俺は、それを見た瞬間その禍々しい雰囲気に息をのんだ。 
「なんだ?あれ」 
助手席の友人にその黒い吹き流し?を指さして教えたものの、何故か友人 
にはなにも見えていないようだった。 
「つかれてんだよ」 
友人に慰められながらその日は自分の家に帰ったが、数日後、同じ民家の 
前を通り過ぎた時目にしたものは「喪中」の張り紙だった。

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