きまが

929 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/16 02:10

工房の頃の話。
クラブの帰り道、七人ぐらいで王将の座敷席でメシを食らいつつ 
馬鹿話をしていた。 
ラーメンをずるずる啜ってるとと斜め向かいに座ってた子(仮にA)が、 
じっと自分を見てるんで、「どうしたん」と聞くと、「○井?」と、 
私の名前を呼んでくる。 
意味が判らずに、もう一度「だから何なん」って聞き返すと、 
「○井よな?」と、なんかおそるおそる訊いてくる。 
「大丈夫かあんた。何言うてん。って言うか、何なん?」 
「あんた今様子がおかしかったで」

自分では普通にしてたつもりだったから、どういうふうに 
おかしかったのか尋ねると、喋りかたや顔つきが別人みたいだったらしい。

そのA曰く、 
「きまが、死にそうなの。‥‥ゆるさない」 
と、関東のイントネーションで喋り、その時すごい怖い目つきでAを見たらしい。 
自分では、黙々とラーメン食べてたつもりだったから、 
右隣に座ってた子に、「うち何も言ってないよな」と訊くと、 
「うん」。でも、左隣に座ってた先輩が、「うちもAと同じこと聞いたよ」 
と言う。
ただ、その先輩は普段から私が悪戯好きなのを知ってたから、 
(また○井がアフォなことしてる)ぐらいに思ってたらしい。

もう一人、向かいの一番左端に座ってた子も、 
「確かに言ってた、標準語にびっくりして(皆大阪人)、私の顔見ると、 
目のふちが全部真っ赤でかなり怖かった」って。 
でも、自分では全然そんなこと言った覚えないし、 
他の三人は全く聞いてないと言う。 
解らないけど皆何となく不気味になってきて、その後はさっさと 
ゴハン食べて、店を出た。

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