家への電話2

870 :クランツ ◆Xgg113Pc [sage] :02/04/21 02:57 

既出の書き込みをご容赦ください。オレの友人の話です。
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友人のOが学生時代、深夜の戯れに 
ワンルーム・マンションの自室から自室へと電話を掛けました(暇ですね)。 
当然話し中の「ツー、ツー」音が受話器から流れてくると思いきや、 
「トゥルルル…」と繋がった様子。不思議に思っていると

「…もしもし」と眠たげな男の声、Oはすかさず 
「Oサンのお宅ですか?」「…はい」。 
「××クンをお願いしたいんですけど」と自らの名前を問い掛けると 
「少々お待ちください」。 
…電話口の向こうで、スリッパの音が遠ざかっていくのを聞いたOは 
急に恐怖にとらわれ、受話器を叩きつけるとオレに電話をかけてきました。

朝方の4時に突然の電話、話を聞いて「混線か偶然だよ」と 
笑いたかったのですが、Oの名前ってすごく変わっていまして、、 
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上記の話で印象的だったのは、非常に理知的な友人のOの取り乱し振りでした。 
どうも何かの拍子に向こう側(?)へ繋がるコト、あるみたいですね。。

実は件の電話のあと、Oは理知的なオトコなので 
いったん電話を切り、一服したんだそうです。 
そのあと「間違い電話だったのかな」と思い 
リダイヤルボタンを押し、数字のボタンが光るのを目で追った。 
それは紛れもなく自室の番号で、恐る恐る受話器を耳に当てると 
今度はお話中。その「ツー、ツー」音を聞いているうちに恐怖に囚われ 
オレの部屋に電話をかけてきたんですよね。。
その第一声は今でも覚えています、 
「目の前の電話器にその電話器から電話をかけるとお話中だよな?な?」

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