おはぎ

516 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :01/12/06 03:42 

怖い話では無いんですが、不思議な体験。 
無性に普段食べないモノを食べたくなる時ってありますよね?
学生の頃、深夜のコンビニでアルバイトをしていました。 
仕事も一通り終わり、休憩していると 
なぜーか、むしょうに”おはぎ”が食べたくなりました。 
「うちの店におはぎって置いてたっけ~?」 
とお店中を探してみたんですが、残念ながらありませんでした。 
普通はそれで諦めるんですが、その日に限って”食べたい心”がおさまりません。

どーしてもおはぎが食べたかった僕は、お店にあった大福からアンコを取りだし 
弁当コーナーにあったライスの上に乗っけて食べました(そこまでして食べたかったんです!) 
しかしあくまでも応急処置なこの方法、僕の”おはぎ食べたい心”を抑えるまでには至らず 
「おはぎ食いてー」とイライラしながら仕事をしていました。

そしてそんな気分のまま朝になり、交代のパートのおばさんがやって来ました。 
おばさんは開口1番 
「旅行のお土産で買ってきたから、食べてね」 
と、お土産のつつみを渡してくれました。 
その包みを開けてみると、なんと中から”おはぎ”が! 
ナゼかわかりませんが、その時ポロポロと涙が出て来てしまいました。

20歳にもなっておはぎで泣くとは思いませんでしたが(笑) 
ちょっぴり不思議な体験でした。

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