告白

76:1/2 :2007/08/24(金) 16:27:24 ID:JAAE+jjN0  

高校生の時、同じクラスの変な男子(クラスに必ず一人は居る感じの)に付きまとわれたことがある。 
クラスのほぼ全員が一度は彼をいじめてたんだが、私はそうしなかった。
何となく乗り気じゃなかったから。 

で、ある日から彼が急に擦り寄ってくるようになったというか・・・
「○○ちゃんだけが俺の味方なんだよね」「○○ちゃん、俺のこと好きなんでしょ?」
とか言って何かと近づいてくるようになった。 
いじめには加担してなくても、逆に優しくもしてなくて、
何で彼がそんな風に言うのかわからなくて怖かった。 
そもそも可愛くないし。 

それから暫く経った日の朝、通学路で彼と出くわした。 
既に住所は割れてたわけで、その前も度々待ち伏せみたいなことがあったから
「またか」くらいにしか思わなかった。 
でも彼はいつもみたいに「○○、迎えに来たよ」ってにやにや笑ってなくて。 
いきなり「好きだ」と言いやがった。 
「嫌だ無理」って反射的に返してて、逃げようと思ったところで目が覚めた。 

自分の部屋のベッドの上に居て、ちゃんとパジャマ着てた。
夢で良かったーと思いつつ準備やらを済ませて登校。 

夢と同じ位置に彼が居た。 
クソ真面目な顔してこっちに来る。正夢だったみたいで、彼に「好きです」と言われた。 
「今日友達と待ち合わせしてるから、急ぐんだ。ごめん」って言ってまた逃走。 

目が覚めた。また夢だった。 
気持ち悪いなぁと思ったけど、それだけで欠席するのもアホくさくて家を出た。 
でも案の定居た。 

「好きだ」、「ごめん」、逃げる、目が覚める。10回くらい同じ繰り返しがあったよ。 

次に起きた時、どうしていいか分からなくて泣いてしまった。 
確かに怖かったけど同時にかなりイラついてて、
どうせこれも夢だろうから・・・ってことでパジャマで外に特攻。 

んで、其処に居る彼の胸ぐら掴んで泣き喚いた。 
「ふざけんな」とか「何なんだよ」とか「いい加減にしろ、覚まさせろ」とか、
寝癖ついた髪で鼻水たらしてパジャマ姿で。 
思いつく限りの文句を言ってたんだけど、それも尽きてまた静かになった。 
彼はぽかんとした顔で私を見てて、でも暫くすると「ごめんなさい」って頭下げてきた。 

「これまで俺をフってたの、愛情の裏返しじゃなかったんだね。
ごめんね、○○ちゃん。もう大丈夫だからね」みたいな事を俯いたまま喋ってた。 

もう覚めなかった。格好が恥ずかしくて死ぬ気で家に走った。 
夢で言われただけなのに、現実の方の彼に文句言って悪かったなーって後悔してたんだよ。今までずっと。 

最近、あの時の彼の台詞が変だってことに気付いた。それまで一度も彼から告白されたことなかったから。
それに、あの時は「好き」と言われる前に掴みかかってた。 
誰に言っても「どうせそれも夢だろw」「夢オチwww」と言われるが、ほんとに怖かった。長文駄文イミフすまそ。 

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