まだ早い

360 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/12/28 20:02 
小学校時代の思い出。
当時体が弱かった漏れは、風邪とか引くとすぐ熱を出した。
もう39度とか、40度とか。

で、そん時もご多分に漏れず高熱を出して、座敷で布団かぶってうんうん唸ってたわけ。
もう意識は朦朧として、まわりもなんか妙に遠く感じるんだけど、
そんな状態で誰かの声が聞こえてきて。
座敷には自分しかいないし、他の家族は廊下越えてずっと向こう、
ドア二つ挟んだ奥の居間にいるから話し声が聞こえるわけ無いし。
で、黙って聞いてるとなんか複数人で話し合ってるみたいなのね。
何の話してるんだろう…とか耳をすませてたら、

「この子、どうしますか?」
「まだ早いだろう…あんたはどう思う?」

とかなんか相談してる(まぁほとんどうろ覚えなんだけど、こんな感じ)。
「なんか、このままじゃヤバい」と思った漏れは、無理矢理布団から起き上がって、
家族のいる居間までふらつきながら逃げこんだ。
もう体グニャグニャな感じ。部屋についた途端ソファーに倒れこんだのを覚えてる。
なんでもその時42度出てたんだって。普通死ぬ体温だ、とか聞いたけど、どうなんだろ。
熱にうなされたせいで聞いた幻聴だったのかなぁ。

その座敷には、神棚があったんだけどね。

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