パン
291 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/06 18:12
私が小学校1年生の時の話。記憶がとびとびなので経緯などはご容赦を・・
放課後、学校の敷地内で遊んでいたら同級生達が
「へんなおじさんがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!」とはしゃいでるのが聞こえた。
当時志村けんが流行ってたので単に遊んでくれる人だと思い、一人でぼやっとしていた私。
気づくと、噂のヘンなおじさんと思われる男と小屋で2人きりだった。
なにかの話で、私が虫歯があると言うと、
「おじさんはねぇ、実は歯医者さんなんだ」
「目を閉じて、口をあけてごらん。パンを詰めて治してあげる」
・・・私は律儀にぎゅっと目をつぶっていました。
その「パン」、妙にしょっぱい、指のような味だなあと・・・
10年後、高校生になり友人に話しているときに「パン」がなんだったのか気づいたのでした。
当時は先生が発見して事情を話すため校長室に呼ばれたり大騒ぎだったと思うんだけど
トラウマにならなくてよかった。今ごろほんのり怖くなった話。