鼻血

841 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/06 17:29
高校三年の冬、中国地方の某大学を受験しにいきました。
前日に大学までの道順を確かめてからホテルに戻り、勉強もソコソコに眠りにつきました。
そして翌朝、大学の教室で受験が始まったのですが……
午前九時頃、なぜか鼻血が垂れてきたのです。
鼻をほじすぐに気づいたので解答用紙が汚れることもなく、また数分で止まったので気にせずに受験に専念することにしました。
そして受験も終わり、鈍行を乗り継いで(貧乏性)、夜の十時ほどに地元の駅に帰りました。
すると、近所に住んでいた叔母が待っているではありませんか。
そして、「○○ちゃん……おどろかんといてな。家が火事になったわ」と。
まあ火事といっても台所と、その頭上の二階の一部だけだったので、両親は無事、俺の大学進学にも影響はなく、ほっとしました。
話を聞いたのですが、火事が起こったのは午前九時頃、ちょうど俺が鼻血流してる時でした。
偶然かな?

追記、はっきり言って俺に一番痛かったのは、火事の炎より消防隊の水です。
まったく火の気がないと思われる俺の部屋まで水がぐっちゃぐちゃで、持っていた本とかほとんどあぼーんでした。
火事だから手を抜けないってのはわかるけど、もうちょっと要領よくやれんかったのかよ…… 

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