自殺

135 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/11 16:48
私が高校生のとき、近所の家で首吊り自殺がありました。
亡くなったのはその家のご主人で、奥さんが子供を連れて家を出て行って
しまったことを儚んでの自殺だったそうな。
近所のおばちゃんが、
「引っ越してないはずなのに、家の前に雪が積もってて一度も雪かきした
形跡がないのはおかしい・・・。」
と不審に思い、方々に手を尽くし、何とか家に踏み込んて死体を発見した
ときには自殺から既に三ヶ月も経過していたらしいです。
家族もおらず会社勤めも辞めていたそうなので、消息を絶っても心配する
人が誰もいなかったのが哀れでした。
当時は毎日その家の前を通って通学していた私は、
「三ヶ月もの間知らずとはいえ、死体の前を素通りしていたのか・・・。」
と、慄然としたのを覚えています。 

その後その家は出て行った奥さんに相続され、住む気のない奥さんは家を
二世帯が入居できる賃貸住宅に建て直しました。
入居者も入り、近所の人もなんだかほっと一安心してたのですが・・・。
定着しないんです、すぐ出てっちゃうんですよ、入居者が。
気になったご近所さん、家族連れと新婚夫婦の入居者にさり気なく聞き込
み調査したところ、やはり霊が出ることが発覚。
出るのは男の人の霊で、新婚夫婦の部屋では昼間奥さんが昼寝してると
男の人が部屋の中をうろついている気配がするそうで、家族連れの部屋
では夜寝ていると子供が「知らないおじさんが布団に入ってこようとする!」
と泣き出すそうな。
両方の部屋で一致するのは、「旦那がいるときはそんなことは起こらない」
ということ。
何だか、怖いようなやるせないような話です・・・。 

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