足首に当たるもの

384 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :01/09/22 17:48
おとといの朝見た夢の話。

寝ている俺の足首の内側になんかがこすれてるの。
男性諸氏ならわかると思うけど、
片方の足首をなんとなくもう片方の足のすねにこすりつけてることってない?
そん時の「毛」の感覚、みたいなモノってあるでしょ。
(毛深い友人がいたら腕のあたりを触らせてもらうとわかるかも)
あの感覚が、右の足首の内側に
ざらー、ざらー、
ってかんじで動いてるのよ。
で、俺はすぐに
「ベッドの向こうから足が出てる! それが俺の足にさわってる!」
ってことを、寝たままの状態で理解したわけ。
「うわ!」と思い、起き上がって確認しつつ九字かなんかを唱えようとする俺。
でも、身体が45度ぐらいの角度になったところで動きづらくなり、
(金縛りは未体験なんでよくわからないんだけど、動けなくなるんじゃなくて
 体全体が重くなって、動作そのものがものすごく緩慢になってた)
声を出そうにも喉が渇ききっていてしゃがれた声しか出てこない。
結局、足そのものを見る前にそいつ(?)は去っていったらしく、
毛の感覚も身体の重さもなくなった俺はもう一度ベッドに倒れこんだ。
夢うつつな意識の中で(夢なんだからそりゃそうだ)
「東急ハンズに粗塩いれて首から下げるお守り売ってたな~、明日それ買ってきて足首に巻かなきゃ~」
とかワケのわからないことを考えつつまた眠りについたのよ。

で、朝。
目覚めてすぐに起き上がって、右の足首を見た。
夢とはいえ、あのざらー、ざらーな感覚は妙にリアルだったからね。
ベッドの上に毛が落ちてたりとかしてたらかなり怖いんだけど
残念ながらそんなことはなく、残っているのは変な感覚の記憶のみ。
なんとなくほっとして、頭の中でつぶやく俺。
「あー、くそ、いやな夢だったなー」
『夢じゃないよ』
『夢じゃないよ』
『夢じゃないよ』
『夢じゃないよ』
『夢じゃないよ』・・・

おとといの朝の話。 

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