金縛りの夢

632 名前:名無シックスセンス :2001/06/11(月) 23:52
昨日、夜中の3時頃、布団に入って>>590の話しを思い出しながら、
「(そういえば、誰もいないはずのベランダの窓から誰かが自分を覗いてる
なんていうシチュエーションってメチャメチャ怖いよなぁ)」
などと妄想していると、金縛り状態になった。

「(うわぁ、なんかヤなタイミングだなぁ・・・)」
ちょっとビビりながらもなんとかしようと思い、体を動かそうとした。
「(フンッ!・・・やっぱダメかぁ・・・)」

続いて声を出そうとした。
「・・・・・・」
「(う~ん、出ないなぁ・・・)」

と、そこで思い出した。
「(そういえば、金縛りにあった時は体の末端から動かせばいいんだよなぁ)」

試しに手の親指を動かしてみる。
「(お!動くぞ!)」

続いて声。
「・・・ァァぁあ・・・(お!出た!!)」

勢いづいて、一気に勝負を賭けることにした。 

「・・・いくぞ!」
掛け声と共に、ガバッと体を起こす。
でも、怖いんで目は閉じたまま。

電気をつけようと思い、目を閉じたまま蛍光灯の紐がぶら下がってると
おぼしき場所で腕を振り回す。
腕に紐が当たったので掴み、引っ張る。
カチッ。

「(あれ?明るくならないなぁ)」

もう一度引っ張る。
カチッ。

閉じたまぶた越しに、周囲が明るくなったのを感じる。
「(なんだ、引っ張りが足りなかったのかよ・・・)」
ホッとしながら目を開けた。

部屋の中は真っ暗のままだった。 

そうです、実は金縛りにあったことも、体を起こしたことも、
電気をつけたことも、全部夢だったんです。

で、最後のまぶたを開けたと同時に目が覚めたんです。

「自分は、自分の部屋の中で金縛りにあう夢を見てたのかぁ!」
と、なんだか愉快な気分になりながらもそのまま寝ました(w

怖くないんでsage。 

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