17:本当にあった怖い名無し:2012/10/01(月) 00:04:36.57 ID:dA941r7I0
一昨日実体験をした。洒落恐と言うほどか知らんが他に書くとこも知らんので書かせて欲しい。
翌日は休みと言うことで電気を消してゲームで夜更かしをしていた。
時間は三時前後だったと思うが、突然人の声がボソボソと聞こえてきた。

声はどうやら外から聞こえてくるらしい、超ド田舎で近所とは顔見知りだが、
家の敷地に深夜に入り込み独り言を呟くような逝ってる人間はいない。
となると泥棒かとその時の自分は考え、自衛のため静かに携帯と木刀を手元に持ってきた。

相手の動向を知るためその声に対して注意深く聞き耳を立てた。
声は聞き取りづらいが男性の物とも女性の物とも思えるものであったため、
相手は男女二人組で土壇場になって何か言い合いをしてるのだろうか、という推測をした。

しかし奇妙なことに気がついた。相手の位置を掴むため声がする方向に
注意を払っていたのだが、声は自分の部屋の周りを回っていた。
自分の部屋は家の端っこにあるため周りを回るとなると家を大回りしなければならない為、
こんな規則正しく部屋の周りを回ることは人間には不可能である。
(あ、これ幽霊とかの類だわ)と気がついた自分は

幽霊なら財産奪われたり物理的にぶっ殺される事はないし、憑き殺される可能性もそこはかとなく低そう
↓
物理的被害は考慮しなくて良いから逆に安心
↓
意識すると逆にちょっかい出してきそうだし対策できることもない
↓
めんどくさいから無視して寝る

という考えにいたり、安心感が勝ったせいか恐怖心は沸かず外の音に関心を無くし布団に潜った。
直後に声もすぐに聞こえなくなった。

その後金縛りにあったり部屋の中で不気味なことを呟かれたり
髪の長い女が部屋の真ん中に立っていたりとか、その手のお約束展開は残念ながら一切無かった。
わりとこういう類の物は無視するのが一番なのかも知れない。 

前の話へ

次の話へ