雷?

466 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/22(木) 13:18
ぷちネタっす。いや~、シャレになんない話が多い中でお恥ずかしいっす 
けど、マターリして下さい。 

霊感少女を自認してたリアル厨房の頃。 
霊感を強くする訓練(精進潔斎や水垢離等)もがんばっていました。 
その甲斐あってか、思い込みか、幽体離脱や金縛りも順調に経験し、 
笑っちゃうほどオーラが見えた・・・ような気になっていたり(^^;) 
そんなこんなのある夜のこと。階段をあがってくる足音がしました。 
てっきり、隣室の姉貴だと思っていたところ、あがりきったあたりで 
足音が止まりました。(みしみし、じゃなくて、とんとんとんと 
いう足音なので、建材のキシミ説は却下です(笑)) 

「え?」と思う間もなく、ドーン!バリバリッ!とすさまじい音! 
近距離に雷が落ちたのかと思ったほどの音でした。 
雷が嫌いなので、ベッドにとびこんで布団をひっかぶって震えていた 
のですが、隣室の境になっている板戸(引き戸)が震えるほど音がしました。 

音が響くたびにびくびくしながら、くせになっていた般若心経をココロで 
唱えていました。おそるおそる布団から出たのは30分後くらいでしょうか・・・ 
隣の部屋からは姉貴がかけてる中島みゆきのテープの音がしていました。 

「すごい音したけど・・・雷?」と壁越しに声をかけると、姉貴は 
「はぁ?なにいってんねん?」といぶかしげな声で返事をしました。 
その夜は雷どころか、雨ひとつぶ降っていなかったのです。 

もちろん、隣の部屋に*ずっといた*姉貴は、そんな音は聞いて 
いませんでした。そもそも、夕食後はすぐに部屋にこもってしまい、 
トイレにすら降りていない、と言われました。 

半泣きで「ラップ音って、ピチッとかパシッ程度じゃないのぉ?」とか 
「ひょっとして浮遊霊とかぁ?」などと思いながら、お清めの塩で結界を 
ひいて、その夜は寝ました。 
朝起きてみたら、北東の鬼門方向の盛り塩だけが、ぐしゃぐしゃに 
なっていました。もちろん、隙間風で崩れた、ということも考えられますが。 

それ以来、霊感を強くする訓練は一切止めました。今、結婚してますが、 
霊感はカケラもないと思います(笑)

前の話へ

次の話へ