昔のビデオ

970:08/26(日) 13:29 w9o//vG9O 
当時、長兄→6歳、次男→5歳、漏れ→3歳の頃の話 
家族で出かけた日の事、地方に遊びに行った時に 
お腹が空いたので数ない店から一番最初に見えたそば屋に入る事にした 
そば屋の目の前は道路を挟んで茶畑みたいなの、その先に山がある感じ 
お店は親子2代でやってる感じの店でそこのお婆ちゃんがすごく優しい人だったのは覚えてる 
食事が終わって母親が会計してる際に漏れはお婆ちゃんとの別れを惜しんでた 

するとお婆ちゃんが金太郎飴のうさぎverをくれて「また会えるからね」 
って言って手を握ってくれた 
が、次の瞬間お婆ちゃんの顔つきがすごい怖い顔になって 
「絶対、絶対お兄ちゃん守るんだよ」 
みたいな事を言われて漏れは名残より急に変化したお婆ちゃんが怖くなって外へ逃げた 

すると兄二人が山の方をじぃーっと見ていて、 
漏れも何があるのかと見てみると何もない 
でも、その山なんかおかしくて緑の山の中に一本道がはっきり見えている 
道が頂上付近で終わっていてその先には井戸とお稲荷さんみたいなのと 
木造の家があったのはハッキリ覚えている 
漏れに見えたのはそこまで 

しかし、兄二人には違う物も見えていて 
長兄が山道を指さしながら父親に 
「ねぇ、なんであの自転車人乗ってないの?なんで動くの?」と言った 

次兄もそれに便乗して、その自転車の事を父親に話していた 
でも漏れはさっきのお婆ちゃんの事もあってそれは見ちゃいけない物だ! 
と思い兄二人を車に無理矢理連れて行った 

そんな事も忘れた中学の頃、昔のビデオを見てみると 
父親が撮影してたのか、あのそば屋のビデオが残っていた 
家族で見てみると、そばを食べてる所から外に出るまで映っていてあの山も映っていていた 
長兄が「あの山おかしかったよな」 
なんて事言って兄弟みんなで山道が映るのを楽しみにしていたが 
ビデオに映ったている山道に山なんか映ってない 
停止してもただの山は山 

兄弟みんなで怖くなってみんな黙り込んだ 
すると父親が「あぁ、そういえば」と話を始めた 
その山で昔に自転車で町まで降りて孤児の男の子を狩って連れて帰って食べる 
と言う男の子狩りをした人が住んでたらしい 
だからあの山はいわくつきだから絶対行くな 
と父親はそば屋の若旦那に言われてたみたい 

だからあのお婆ちゃんは女である私に「兄を守れ!」と言ったのか 
と思ってたんだけど、あのそば屋が映ったビデオに、お婆ちゃんなんか居ないんだよね 


長々しくなったが終わり。 
文が下手すぎて本当にごめんなさい、 

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