平べったい岩

573: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2006/01/31(火) 17:39:52 ID:4CCDlt3Y0

知り合いの話。
地元の山で藪漕ぎしていた時のこと。 
いきなり目の前に、大きな平べったい岩が現れた。 
黒い。岩自体の色というよりは、煤で焦がされたかのような印象を受けた。

三畳ほどの広さがあるその表面には、人型の穴が穿たれている。 
少し小さい。中学生くらいが寝転べば、中にすっぽりと収まりそうだ。 
こんな人が来ない山中の林に、何でこんな物があるのか。 
見ているうちに段々気持ちが悪くなり、足早にその場を後にした。

後日再訪しようとしたが、現在に至るまで見つけられないでいるという。

前の話へ

次の話へ