鬼女の招待

205: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/31(金) 02:59:14.64 ID:CjAGxxM/0.net
山本素石の本で読んだ話。 
(-_-;) 
昔、山村の娘が隣村の若者に恋をした。 
毎夜のように娘のほうが若者の村に逢瀬に通った。 
隣村といっても山ひとつ越えた先である。 
娘は白装束で頭に蝋燭を立てた五徳を被り、口紅を耳まで引いて、手に鎌を持ち奇声をあげながら夜陰の山中を駆け抜けた。自身の安全のために。
その峠に鬼女が出るという噂が立ち、夜間に付近を往来する者は居なくなったという。

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