A子の家で

748 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/09/05 04:01 ID:QO+iZLOD [2/2回]
仮名A子の家に行った時の話。 

夜十時頃、ビールを飲みながら話をしていると、 
突然天井近くで、「カチッ!」と大きな音が響いた。 
びっくりしていると、今度は玄関のドアが、「ガンガンガン!」と鳴り出した。 
A子が外の様子を見に行ったけど、すぐに戻って来て、 
なぜか風呂場に入っていって、そこでへたりこんで放心状態になっていた。 

たぶん嫌な相手、昔の男でも押しかけて来たんだろう、と思って、 
ドアの所に行って、のぞき穴から見てみた。 
黒ずくめの白い顔をした女が、意味不明に痙攣しながら立っていた。 

ナンジャコリャ!と飛びのくと、背後にA子がいた。 
彼女は、ちょっと待っててね、と言うと、自転車の鍵を取って外に出ていった。 
30分くらい待っていると、A子が一人で戻って来た。 
…何だったのあれは?とおそるおそる問いかけると、彼女は疲れたように言った 

「わたしのお母さん」

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