黄色い服を着た女の子

418 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/22 18:09 
まだ厨房の頃ですた。 
夜中、金縛りにあったんです。身動きとれない中で、気がついたんですが 
部屋が明るいんですね。で、部屋の外に誰かが立っている。 
そして、ものすごい怒りと憎しみを感じました。 
どうやら、子供みたいなのです。黄色い服を着た女の子でした。 
その子の発するどす黒い憎しみが、すごく怖かったのです。 
で、金縛りが解け、部屋を見回すと暗いだけだし、当然部屋の外には誰もいないし 
心細くなって、寝ぼけた頭でもうろうとしながら、向かいにある両親の部屋にいったんです。 
そしたら、暗闇の中で両親が慌てふためく感じと、母の生足が見えた気がしました。 
その時はピンとはこなかったんですが、何となく「ナニ?」と詰問調の母の声に 
いけない場に出くわした気がして、「ごめん。コワイ夢見ただけ。なんでもない」 
と扉を閉めました。その時はまだ全然結びつかなかったんですが、 
次の日、祖母に「両親の部屋にはいる時は先ずノックをしなさい」と怒られました。 
それで「ああ。そうか」と思いました。 

で。両親には中絶した子供がいて、本当は私と妹の間にもう一人いたはずなんです。 
母の身体が持たなくて断念したそうです。私を生んだあと身体がしっかりしていなかったからなのかも。 
祖母は「父が我慢出来ないからそういうことになった」と、怒っていました。 
金縛りの最中に出くわした子供は、生まれることなかった妹で、
両親の行為に怒っていたのかもしれないと思いました。

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