赤ん坊が布団の上を
780 :1/2:04/08/28 21:55 ID:i/4v7Ro3
ありきたりな話で申し訳ないがオレには怖かった体験。
元々霊感なんてまったくないオレだが・・・・
冬、2月ぐらいだったと思う。
夜中にフと目が覚める。が、体が動かない。
「おぉ~、これが金縛りか?」
金縛り初体験のオレだが結構余裕かましてた。
目は動くので、オーディオのディジタル時計を見ると1:41。
が、そのときにオレの寝ている足元にかすかな重みを感じる。
「????!!!」
体は動かないが感覚はしっかりしている。
そのかすかな重みはゆっくり、ゆっくりとオレの体の上へ上へと這ってくる。
赤ん坊が布団の上を這ってくるかのように・・・・
スルッ・・・・スルッ・・・・
かすかに、しかしはっきりと布団を摺る音が聞こえる。
さっきまでの勢いはどこへいったか、怖くて目をつぶるオレ。
その重みはだんだんと上がってくる。足の先から、腿、腹へ・・・・・
そして胸のところまで上がってくるともうオレは心の中で半泣き状態。
ここで異変に気づく。
足の先で感じた重さより確実に重い。
しかし、どうすることもできずに硬直状態のオレ。
そこにトドメの一撃が来た。
「フフフッ・・・」
女の笑う声が耳元で囁かれる。
「うあ~っ ※△×@・#☆#っ!」
気がついたら朝になっていた。どうやらオレはそのまま気を失ったらしい。
起きてリビングにいくと母親がビックリした顔でオレに言った。
「あんたどうしたの?その首?」
なんのことだか分からないオレは鏡を覗くと・・・・・首には3つの痣が・・・
まぁ、その日はそのまま学校に行きましたけどね。
過去そんなことのあった部屋で今もコレを書いてます。