ノート

687 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/05/07 00:43
小学校の時の話。 

俺の行ってた小学校はかなりのバカ学校で、俺はどうしてもクラスになじめず 
浮いていた。ヘビーないじめこそなかったが、何かにつけてクラスのガキ大将的な 
ヤツとその取り巻きに因縁をつけられ、(今思えばかわいいものだが)イタズラされ、 
からかわれていた。 
その日も俺はノートを隠されていた。連日のことでもうほんと頭にきていたので、俺も 
ガキ大将のノートを隠して仕返しすることにした。 
昼休み、みんなが校庭に遊びに出たスキに、ヤツの机を調べてノートをみつけた。 
その時、隠す前に、ノートを盗み見てやろうと思いついた。 
ノートは下手クソな字で溢れ、簡単な漢字も間違え放題で、やっぱりこいつバカだ、 
こんなところ早く卒業してえとか思っていたのだが、急に真っ白なページが続きだした。 
?と思ってめくっていたら、白いページに汚い字で一言「高島様」と書いてあった。 
高島は俺の名前だ。続いて下の名前で「○○様」。 
そして次のページには、サイズはグチャグチャで、ページの枠からもはみ出し、 
書き損じには鉛筆で乱暴に訂正がしてある「高島様」が、ノートを埋め尽くすほど 
書かれていた。 
俺はノートを隠すのをやめた。 

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