寝たきりの姑

509 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/05/05 21:47
田舎のおばさんのお話。 
まだ若い頃、同居している姑が寝たきりになり、
普段はおばさんが 下の世話をしたりして看病いていたそうです。 

ある晩、旦那や舅がよその集まりで出かけており、
おばさんと姑の二人だけになった時のこと。 
おばさんは今で編み物をしていました。 

編み物をしていてふと気がつくと、ふすまの側に姑が立っていました。 
「あ、おかあさん起きたんですか」 
といって編み物を続けようとした瞬間、 
姑は数ヶ月前から寝たきりになって、一歩も歩けないはずである 
ことを思い出して、思わず悲鳴を上げて隣家に逃げ込んだそうです。 

隣家の人に付き添ってもらって恐る恐る家に戻ってみると、
姑はちゃんと寝室で寝ていました。 
姑は数週間後には亡くなったのですが、あの姿が忘れられないそうです。

前の話へ

次の話へ