ブドウの木

903 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/22 00:28 ID:5g6gQGSW
中学の1学期終業式の日だからちょうど今ころの話。 
隣の家では道路に面したブロック塀あり、ブドウの木の 
棚代わりになっていた。 
ブドウの木は道路の側溝にまで届くぐらい育っていたが、 
道路脇で埃っぽいし、側溝にはフタが無く、ドブもたまったり 
するので食べられることはなかった。 

学校帰り、家の前で別れてブドウの家の方へ帰っていく友人。 
自分は家に入っていった。 
友人は持っていた木の枝を振り回しながら歩いていたので、 
その調子でブドウのの蔓も跳ね上げたそうだ。 
そこで側溝にスッポリとはまった死体を見つけた。 

2~3日前に「○○(←ウチです)に行く」と行って自宅を 
出てから、結局ウチには来なかった近所のおじいさんだった。 
ひき逃げだった。 

遺体が見つかる前、自宅の前の側溝に思いっきり血が 
流れていたんだけど、「でかい魚でも捌いてるんだなー」 
ぐらいにしか思ってなかった。 

その後、犯人を連れての現場検証をしているのを見かけ、 
捕まったのを知った。 
轢いてしまった後、わざわざブドウの蔓で隠したのだそうだ。 
一応事件は解決したわけで。 

だからもう、夜に側溝を歩くのは勘弁してください、おじいさん。 

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