泥棒

8 名前: ◆toz7nPdA 投稿日:01/11/20 03:40
自分は家で猫を飼ってるんです。 
で、猫が家を自由に行ったり来たりできるように 
ドアの下端にちっちゃい穴をあけてるんです。 
まあ、猫一匹すんなりと入れる穴が。 
もちろん、そのドアには鍵とかがかけられないので 
プライバシー(藁)を守るために、鍵みたいな役割を果たしてくれる 
スノコを使うわけです。 
スノコというのは直径1m、幅50cmのごく普通のスノコです。 
それをドアとドア(出入りのドアと、押入れのドア)の 
押入れ側の前のドアに、ドアとドアの間にはさむように入れるんです 
(文章下手なのでわからないですよね・・まあ、これでロックができると思ってください) 
そして自分の家のカーテンはすべて光を遮断してくれて 
外からは、全然明かりが見えナイといった具合でした。 

で、ある日家族がたまたまいないときのことです。 
まあ、普通に過ごして、寝てました 
するとです。お風呂の所から窓ガラスが割れる音がするんです 
続いてドアを引く音が(古いので音がします) 

もうこの時点でわかりきってました。 
これは泥棒だ、と。 
考えられない恐怖が襲ってきましたが、自己防衛はしなくてはなりません 
そう、そのスノコを使ってドアに鍵をするんです。 

しばらくたってから、(すごく長く感じましたが) 
何も音がしなくなりました。(もう行ったのかな?) 
(金目のモノとって行ったかな?)などなど 
もう怖さで頭が麻痺しそうでした。 

と、次の瞬間 
ドアを泥棒が引こうとしたんです。 
でもドアにはスノコがかかってるので開くはずがありません。 
泥棒は力を込めてこじ開けようとしました 
猫の出入り口に足を突っ込み、蹴り、こっちの部屋に入ってこようと泥棒はもがいていました 
僕はもうダメだ。これで死ぬんだと、このとき感じました。 

でもです。ホントなぜだかわかりませんが 
自分、ここで枕をドアにおもっきり投げつけて 
「殺すぞコラ―――――――――――――ッ!!!!」って叫んだんです 
「殺すぞコラ―――――――――――――ッ!!!!」 
3回ぐらいはさけんだと思います 

すると泥棒は玄関から慌てて逃げていきました 
正直、これほど怖い思い出をするのはもうこりごりです。

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