石油ストーブ

816 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 22:34 ID:0bZ42PiY
爆発話で盛り上がっているので私も乗ります。 

実家でのこと。私の当時の部屋では石油ストーブを焚いていました。 
普通ストーブの煙突はできるだけ高くして、H型の先端部分を付けて 
煙の抜けを良くします。そうしないと、風の強い日なんかは煙が逆流するんです。 
壁の貼り替えのときに煙突を外してしまっていて、煙突を固定する金具も 
外してしまっていたので、そんなに煙突を高くすることができなかったんですが、 
仕方なしにそのまま使っていました。 
煙が逆流すると不完全燃焼を起こして、ストーブの中に可燃性のガスがたまり、 
煙が抜けた拍子にガスに引火して小さな爆発を起こすことがありました。 
例えば、部屋を出て、しばらくして戻ってみると、ストーブの電源は入っているのに、 
火が消えてストーブの蓋がズレている、というようなことがたびたびありました。 
その当時はまあ若かったというのか、小爆発を軽く見ていて、蓋に重いものでも 
乗せておけば火が消えることはないだろう、などという実に浅はかな考えでいたんです。 

前置きが長くなりましたが、その日は部屋でゲームをしていました。 
ストーブの上にはお湯がいっぱいに入ったやかんを乗せて。 
すると突然、「パーン!!」という大音響。一瞬何が起こったかわかりませんでしたが、 
後ろをそーっと振り向きました。すると、部屋中水浸し。正確に言うと、部屋の対角線に 
そって水浸し。で、ホカホカと湯気が立っている。ストーブの上には爆発で跳ね上げられた 
蓋が斜めになっていて、その上にやかんがやはり傾いて鎮座。 
爆発はやかんごと蓋を跳ね上げ、煮えたぎったやかんのお湯を部屋中にばらまいて 
いたのでした。幸運だったのは、一滴のお湯もかぶらなかったこと。 
ちょうど座っていた位置にはお湯が飛んで来なかったのです。 
ひとつ間違えば全身に熱湯を浴びていてもおかしくない状態でした。 

後片付けのときの情けなさもひとしおでした。 

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