黒電話

1244 :名無しさん:2011/04/15(金) 19:46:33 ID:jxtKX2PI0

上の名無しです。新しい話。都市伝説的なものなんですが。
「白ヤギさんからお手紙着いた~♪」
そこで電話は切れる。手元には、見たこともない黒電話。そして、次の日には空っぽに
なって死んでいるらしい。文字通り、体が空っぽで死んでいる。肉をきれいさっぱり取り除いて
骨と皮だけになって、玄関で倒れている。しかも、その骨格を残したまま。
そういった事件がうわさになっていたらしい。俺も聞いたことはあった。でもあまり広がらない
。おかしなことにこのあたりでしか広がっていない。被害はいろんなところで起きているのに。
そういう都市伝説。

ある日、小学校の頃の友達から電話がかかってきて、こう言った。
「こないだ、友達が死んだ。」
空っぽで。
「次は、俺かもしれない。」
俺は、信じることができなかった。
でも、
「いま、廊下で聞こえるんだ。毎晩毎晩。受話器を取らないと次の日までずっとなってんだ。もう
耐えられないよ・・・」
必死に訴えてた。
「待ってろ!今行くから!」
そう言い聞かせながら俺は家から自転車を漕いだ。
しばらくして、友達の家についた。
引き戸に手をかけたら、鍵がかかってなかった。
俺は、思いっきり引き戸を開けたんだ。そしたら真っ先に友達が見えた。
それ以外は何も。友達は俺に気が付いたのか、こっちを見た。
泣きながら。
「ごめん。無理だった・・・・」
そこで俺の意識は急に切れた。それ以降の記憶はない。
気が付いたら朝だった。自分のベッドの上にいた。それ以外その時のことは思い出せなかった。
次の日、そいつの家に行ったら。墓が立っていた。小さな墓が。それで悟った。ありえない。昨日まで生きていたのに。
何日もたったみたいに。友達の母親も、泣きはらしたような、すべてが抜け落ちたみたいな顔をしていた。
そんな顔のままみんな手を合わせていた。その中には、俺の知り合いもいた。
みんな、どこを向いているか分からなかった。何も知らない人が見たら一種の宗教みたいに見えたかもしれない。
そいつの母親に
「警察へは連絡しました?」
でも母親はどこも見ずに家へと入っていた。
それからしばらく考えて、俺は気が付いた。
この事件の真相に。
黒電話から流れる歌「白ヤギさんからお手紙着いた~」
あの続きは何だった?

これで終わりです。怖かったでしょうか。気づけば怖いかも、しれません。ヒントは、次に書き込みます。 

1245 :名無しさん:2011/04/15(金) 20:00:07 ID:jxtKX2PI0
この歌には続きがあります。
それは、調べてみてください。そこに、答えが隠れています。
ちなみに黒ヤギさんというパターンもあります。
子供のころあの歌の結末がなくて無限ループだったのがトラウマでしたねーw
あと、その後の顛末として。
その後、友達の家にも電話がきたそうで。そいつは、これの答えを知っていたのでその
黒電話を置いてこういいました。
「~~~(適当なこと)っていうのが届きましたよ。○○さん」
そしたら、その事件は収束しました。
さて、分かりますか?

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